バベルの塔を臨む大地・バベル大陸にて――
絶対正義の名のもとに、大陸の平和を守る為に戦う「聖教騎士団」。
突出した「錬金術」の才を持つ彼らは
「ロードマスター」を中心とした組織である。
“獅子王の進撃”の戦禍の中で命を落とした第10代ロードマスター・ザイン。
彼の後を継ぎ、11代目のロードマスターとなったカノンは、
仲間とともに、戦いを引き起こした獅子王オライオンと、
彼に与するヴェーダ十戒衆を辛くも退けた。
戦戦いの最中、自ら裏切り者の名を背負い失踪したクダンシュタイン。
聖教騎士団を去った彼は、ひたすらに闇に潜む悪を貫く。
そうして彼は知る。オライオンの野望も、十戒衆も決して潰えてはいないと。
世界に秩序をもたらすべく、
光も闇も綯い交ぜの、弱肉強食の世界を目指すオライオン。
世界の秩序から弾き出された者が生きる為、
漆黒の闇から、世界の変革を目論むヴェーダ十戒衆。
そして、闇に潜むすべての悪を討滅せんとするクダンシュタイン。
対立する正義。ぶつかりあう信念。
漆黒に生じた願いは、やがて光のもとですべてを巻き込む
最後の戦いへと突入する。